10年以上前になりますが、体験授業を見学された保護者が「授業中に、笑い声が聞こえたのが気になった。」という理由で入塾されませんでした。勉強は、ある程度の苦しみや辛さとともに「しかめっ面」でやるものだというお考えがあったようです。
「好きか嫌いか、楽しいか楽しくないかは学んだことの定着に大きく影響する。また、継続的、長時間の学習には不可欠な要素」というのが、長い間塾講師をしていての実感です。お子さんが、その塾の授業を楽しんでいるなら「良い塾」の指標の一つと考えて良いのではないでしょうか。
わざわざ持ち出すこともないかも知れませんが、脳には「扁桃体」という部位があり、扁桃体は「好き・嫌い」や「快・不快」を判断する働きをしており、これは記憶を司る海馬の隣にあります。そして、扁桃体が活性化することにより海馬も一緒に活性化することもわかっています。