少子化の影響で一人っ子の割合も多くなっていますが、一般的に、親は第一子に対しては子育ての経験がないため、病気や発達など、さまざまなことで不安になることがあります。さらに、中学入試の場合は、成績が数字で頻繁に出てくること、受験日という締切りが設定されていること、公立高校入試などと比べて倍率が高いことが多いことなどから、さらに親の不安が解決しにくいのも頷けます。そして、兄や姉、または親自身が中学受験の経験があったとしても、我が子にその方程式が当てはまることが難しいものでもあります。
しかし、SNSなどで手軽に入手できる成功者の体験談や耳障りの良い教育者の言葉に頼りたくなりますが、根本的に課題が解決することは少ないのではないでしょうか?本当に必要なのは、真剣に我が子のことを思って厳しいことを言ってくれる人だと思います。
「良薬は口に苦し」という諺があります。
本当に効く薬とは、ある程度の苦味(耳に痛いこと)があるものです。
