□「われ、事において後悔せず」(宮本武蔵)□
「本当の決断(=覚悟)」と「見せかけの決断」の違いはどこにあるのでしょう?一言で言えば、「本物の決断(覚悟)」とは、「自分が選んだものに対して、結果がどうであろうと受け入れてみせるぞ」という「理論をこえた感情」のことです。
さらにもう少し細かく。覚悟のポイントは、「自分が選んだ」ということです。そこに価値があるのです。
□捨てる□
覚悟するときに、一番最後に大事なこと。そして、大変難しいことです。
「選ばなかった選択肢をきれいさっぱり忘れてしまうこと」
自分の部屋や机の上が散らかっていると、それだけで気持ちが乱れ、勉強に集中できません。頭の中もきっと同じ。目標(志望校)がゆれている状況では、成績向上などはのぞめません。知らず知らずに舞い込んできているチャンスを逃すこともあるでしょう。「選ぶこと」は「捨てる」こと。
おまけ:大人の覚悟
・落ちた時のショックを和らげようと試験前に余計なことを言うと、せっかくのやる気や闘争心に水を差すことになる。
・この期に及んで親(大人)の態度がぶれると、子どもは不信感を抱いたり、いい影響を及ぼさない。
・試験前の追い込みでは、子どもにできるだけ自信を持たせることと、目の前の課題に集中させることが大切だ。
・ワンワン泣くほどの悔しさがあればこそ、それをリベンジ精神や「負けバネ」に転嫁させることができる。