言語化

ある通信制高校の先生は、「今行っている学校がクソだから、辞めてこっちに来ようと思っている」と語る生徒に「そのスタンスではうまく行かないよ」と諭しているという。学校に対して過度な期待をしすぎているかも知れないからだ。学校というものは建物ではなくて、一つのコミニュティでしか過ぎないので、当然良いところもあれば、悪いところもある。100%自分の思い通りになるコミュニティはない。そして、人間はどこかのコミュニティに所属して生きていかなければならないのも事実である。

と、いう話ができるかどうかは、その生徒に対しては大きいのではないか？と思う。これは、学校だけではなく会社にも当てはまる。（ただし、どうしても許容できないものがあるとするならば、早めに辞めるという選択肢ももちろんある）

上記の例であれば、「クソだから」という乱暴な言葉ではなく、しっかりと言語化できるところまで生徒を誘導できると、見えてくる光もあるはずである。