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負けず嫌い

選手育成をしていてしばらく経ってから得た大きな気づきの一つに『負けず嫌い』という言葉があります。これもまた一流選手にとって大事な人間的な資質と言えるでしょう。しかし、この『負けず嫌い』を選手がどう捉えているかがこの資質を磨くカギになります。一流選手たちにとっての『負けず嫌い』というのは、他人に対して『負けず嫌い』なのではありません。むしろ彼らは自分自身に対して『負けず嫌い』なのです。選手たちが悔しくても嬉しくても涙を流すのは、試合で相手に負けたからではなく、自分に課した目標と結果とのギャップを真摯に受け止めているからなのです。『あいつには負けたくない』という相手と比較して勝敗を競うことではなく、本当の『負けず嫌い』というのは、自分自身に対して挑戦していく中で、その目標、過程、結果の精度に対しての自分の自分に対する自分の評価を追求していく状態なのだと思います。つまり、常に初心に帰り自分に向き合う姿勢こそが『真の負けず嫌い』であり、このことが自分を人として成長させてくれるのではないでしょうか。

プロテニスプレーヤー杉山愛さんのコーチを務め、茅ヶ崎市のスポーツクラブでジュニア向けのテニスアカデミーの校長である杉山芙美子さんのお話でした。

子どもたちに、読ませたい文章です。模試結果がかえってきた時に、どんなスタンスでしょうか?

senior man playing tennis
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