タレント・伊集院光さんが落語を辞める時のエピソード。
尊敬していた立川談志さんにこのように話をしたという。「僕は落語家になって6年目のある日、若き日の談志師匠のやった『ひなつば』のテープを聞いてショックを受けたんです。『芝浜』や『死神』ならいざ知らず、その時自分がやっている落語と、同じ年代の頃に談志師匠がやった落語のクオリティーの差に、もうどうしようもないほどの衝撃を受けたんです。決して埋まらないであろう差がわかったんです。そしてしばらしくして落語を辞めました」
黙って聴いていた談志さんが一言。「うまい理屈が見つかったじゃねぇか」
詳しい話は、ネットなどに出ています。人間は、自分を納得させるために理由を無意識に探してしまう弱い生き物だと私は受け取りました。そして落語やその他の文学は、その弱さを愛せよと教えてくれます。


お問い合わせ
アクセス