小学校がある女子校が中学募集をしている場合、「内部生と外部生の仲がよくなさそうで心配」という声が毎年ある。最近はその心配をされる方が減ってきたと思うが、学校側が課題となるほど内部生と外部生の垣根があるとしたら対策をしないわけはない。それが、経営を考えなくてはいけない私立中学の宿命である。
光塩女子学院の場合、6年生になると「もうすぐ中学受験をして入学してくる子達が入ってきます。彼女たちは、勉強を頑張っていますし、いろんな世の中のことを良く知っているしっかりした立派な子達です。あなたたちも恥ずかしくないように頑張りましょう」と教えられるという。
神奈川の学校についても、中学入学後すぐに「宿泊学習」「運動会」「合唱コンクール」などの行事を計画的に組み込んで、クラスや学年の団結を促す工夫をしているところがほとんど。
さくら
横浜双葉は、校門から教室までの間に、いろいろな種類の桜がある。人間もそれぞれ咲く時期はまちまちだよという教え。
四谷双葉には、「バラはバラらしく、スミレはスミレらしく」とい美しい言葉もある。