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鉄道開通150年


鉄道のデザイナーで水戸岡鋭治さんという方がいます。
世界的なデザイナーとしても、有名です。私は九州出身ですが、JR九州には水戸岡さんがデザインしたユニークな車両が多数走っています。

その水戸岡さんの話。
僕は列車のデザインにたくさんの木を使います。木は環境によくて、人に優しい。効率や経済性からすると、コストが安く、メンテナンスが簡単なプラスチックにしたほうがいいのですが、それは廃棄に大きな負担が掛かる。木は積んでおけば、腐って土に環り、処理にかかるエネルギーは小さい。一方で、木という天然素材で列車をつくり、それを維持するには手間がかかります。いろいろなハードルを越えなければなりません。
つまり仕事をする能力を上げないと、課題をクリアできない。人が成長しないと、本当の意味で豊かな生活は送れないということなのです。

だから、子どもには、体力と気力と知力をつけると、すごいことができ、みんなを喜ばせることができるんだと教える必要があります。

ブレーキ

レールと車輪の摩擦力が少ないので、自動車等と比べて電車はブレーキをかけてから、とまるまでにものすごい距離が必要となります。
JR在来線特急の最高速度の時速130KM の場合は600メートル、新幹線の時速300KMでは、なんと4000メートルも掛かるのです。夏休みは、電車や新幹線で旅行することもあるでしょうが、運転士のかた「凄い!」と感動しましょう。

銀河鉄道の夜

「けれどもほんとうのさいわいは一体なんだろう」とジョバンニは言う。

gray and red rail train
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