エコーチェンバー
エコーチェンバーとは、SNS上で自分と似たような価値観や考え方のユーザーをフォローすることで、同じような情報ばかりが流通する閉じた空間のことをいいます。同じ情報への単純接触効果により、真偽不明な情報でも信じ込みやすくなってしまうとされています。
さらに、自分の発信内容についても、フォローしているユーザーからは、賛同の声が集まりやすいことから、自分の思考への振り返りができないというリスクもあります。
例えば、「志望校を下げようかな」と心が揺れている時に「鶏口牛後的な発信をしている人の意見」を無意識に探して「この人は私のことをわかっている」と思いフォローしてしまうようなことがあるのです。耳障りの良い意見ばかりを発信している人のフォロワーが多い原因にもなっています。よくよく読めば何のエビデンスもないことに気づきますが、S NSの特性でしょうか?深く考えずに気分だけ受け取ることもあります。
フィルターバブル
ユーザーの好みを学習したアルゴリズムによって、そのユーザーが好む情報ばかりが集まってくる現象を言います。アルゴリズムは、検索履歴や購入履歴などの情報から、ユーザーの好みを学習していく仕組みです。アルゴリズムによって、ユーザー一人ひとりのタイムラインには、それぞれ異なった情報が表示されることになります。
炎上
上記が、SNS上でバトルや炎上が起きやすい背景となります。
考え方の偏りを防ぐためにも、上記の背景があることをまずは理解しておくことと、積極的に自分とは異なる意見を持つ人の考えに触れ、最初から感情的に判断しないような習慣をつけておいた方が良いでしょう。
私は、入試直前期には、SNSに触れる機会を少なくすることもおすすめしています。
ちなみに、このブログは思想的な内容もありませんし、バランスよく書くことを心がけていますので、入試直前になっても安心してお読みください。(お願いします!!)