「昨年は安全志向だったが、今年は難関校への回帰となった(またはその逆)」などの分析記事を見るたびに、数字の変化が少ない学校についは「隔年現象の影響内に留まるのではないか」といつも感じている。例えば、開成中学は1206名→1289名→1259名→1234名→1272名と過去5年間の受験者が推移している。もちろん例外はあるだろうが、大学との提携、共学化、場所の移転、交通の便の変化などで、校名変更をするくらいの大きな改革などがない限り、株価のように学校の人気は乱高下するようなものではない。また、傾向を見るなら単年ではなく少なくとも(隔年現象を計算に入れて)3年単位以上が無難。今春の分析を気にして「我が子の受験校」決めの時に過敏に反応する必要もない。それよりも秋ごろの大手塾の模試動向が出揃うまでは、目先の学習に集中した方が良いと思う。
※「この学校は偏差値の変化が大きい年があったぞ!」などという反論がある方もいるかと思いますが、私は、20年間に渡り「偏差値表の数値を決める(調整する」という仕事をしていました。年に3回なので、60回くらいでしょうか?その経験では、「大きく数字(例えば5P以上)をいじった」という記憶はほとんどありません。


お問い合わせ
アクセス