強迫観念
「サッカー選手になってくれたら嬉しい」という期待が、息子を一生懸命応援するあまり、いつの間にか「何としても息子をサッカー選手にしなければならない」と言う強迫観念に変化してしまっていると要注意です。強迫観念は、プレッシャーとなり、子どもを苦しめることになりかねません。
頑張らない
「がんばらない」(集英社文庫)と言う本の著者、鎌田實さんが名誉院長を務める長野県の諏訪中央病院には、「がんばらない」と言う患者さんの書が飾られているそうです。
「病院の患者さんは、もとからがんばって病と闘っている。『頑張って』という言葉に勇気を奮たたせる患者さんがいる反面、これまで精一杯がんばって末期症状を迎えている患者さんにとっては、これは、この上なく傷つく言葉なのかもしれない」
人を励ますはずの言葉が、かえって人を絶望させたり、落ち込ませたりすることがあると、鎌田さんは気づいたのです。
「がんばれ」
「がんばればできるようになる」
と子どもの尻を叩きたくもなりますが、上記のエピソードは心の隅に置いておきたいものです。
大人でも
塾講師である私が、保護者の皆様に「もっと頑張りましょう」「次はさらに頑張りましょう」と言い続けたら、嫌いになりますよね。