石川町駅中華街口から徒歩30秒
中学受験国語専門塾です

頑張れ!受験生

☆「時間」

受験生は、「モノのムダ」にはよく気づきますが、「時間のムダ」にはなかなか気づきません。
勉強したくないなあと、ぐずぐずしながら机に向かっているうちに、30分、1時間たっています。
教科書とノートだけ開いて、そこに書いてある字をただ眺めて勉強した気になってしまうことはないでしょうか?
とても不思議なことです。
勉強したくないなら、無理してやる必要もありません。
志望校に行きたくないなら、受験勉強なんてする必要もないのです。
目標もなく、やりたないことをやって時間をつぶすほど、時間のムダもありません。

ムダにしてしまった時間のことをとやかく言っても、時間は戻ってきせん、これが、時間とモノの違うところです。
お金をなくした、モノが壊れたというなら、いつでも修復可能です。
また、壊れたモノや失ったお金はすぐに気づきますが、ムダにした時間というのはなかなか気づかないのです。

☆「ヤル気」

「どうしたら、ヤル気が出るんですか」といった質問を止めましょう。
こんな質問が出てくること自体、ヤル気がどこかに売っていないか、どこかに落ちていないかを探すダメな考え方なのです。
結局、自分でつくったヤル気でないと、ほんとうにヤル気にはなれません。
「先生、ヤル気が出ないんです」と言いながらグズグズしているヒマはありません。

もうやるしかないのです。
ほんとうにダメなのは、決めたことをやらない人です。
やると決めたら、もう能書きもいりませんし、ヤル気がいまひとつ出ない、なんてことをいうヒマなんてあるはずないのです。

☆「悩み」

勉強しないで、どうやったら偏差値が上がるかなんて気にしている人は、バットもボールも持ったことがない人が、どうしたらホームランを打てるのかと悩んでいるようなものです。
こんなものは、悩みなんて呼べるようなものではありません。
ほんとうに悩むなら、毎日バッティングの練習をやり、100本の打球のうち、90本までがフェンスのギリギリまで飛ぶようになって、あと1メートル飛距離を伸ばしたい、そうなったとき、はじめてどうしたらホームランが打てるのか、ということで悩めばいいのです。

☆「天才」

「天才は本当にうらやましいのでしょうか?私は、全然うらやましいとは思いません。」
なぜなら、何か目標にむかって一生懸命やってきたその過程を、天才といわれる人たちは、まったく知らないからです。
人生は、結果も大事でしょうが、過程も大事です。
喜んだり、悲しんだりできるのは、結果とは別に、そこまでいたる過程があるからです。

☆「平等な世界」

受験ほど向き・不向きがない世界もありません。スポーツの世界と比べるとよく分かります。いつも運動会でビリをとっている人が、1年間で日本新記録を破ることはまず不可能ですが、偏差値が低迷していても半年で難関校に受かるまで力をつけることは、十分に可能だし、事実、そんな先輩たちもたくさんいます。受験というのは、受かるためにやるべきことというのが分かっていて、あとはそれを「やるか、やらないか」という単純な世界なのです。難関校に合格する人たちは、もともと「頭がいい」のではなく、勉強を「やった」という結果にすぎません。「やったか、やらなかったか」が、まともに結果として出てくる、きわめて平等な世界が受験なのです。

☆「努力・一生懸命」

努力をしている、努力をしているなんて自分で思ってしまえば、自分がやらなくてもいいことで苦しんでいるような気になってしまいます。自分が、同情される立場になるように錯覚するのです。「努力」や「一生懸命」という言葉を出したら、いかにも自分が立派なことをやっているみたいな、そんな気分になります。そういう人に限って、前回の授業内容を全く覚えていないことがよく見られます。
気分だけで終わってしまって、実際に勉強していない人はいないでしょうか?

yellow van die cast
Photo by Nubia Navarro (nubikini) on Pexels.com