生徒諸君
「生徒諸君に寄せる」 宮沢賢治
この四ヶ年が
わたくしにどんなに楽しかったか
わたくしは毎日を
鳥のやうに教室でうたってくらした
誓って云ふが
わたくしはこの仕事で
疲れをおぼえたことはない
かたゆでたまご
俵万智さんの短歌、特に子育てを始められてからのものにジーンとするものがあります。
子供たちは、知らず知らずに、しかし確実に成長しています。
「5歳になったらひとりで寝る」という息子の目標を前にして、彼が3歳の頃に詠まれたこんな短歌を、ふと思い出した。
<してやれることまた一つ減りゆきて 子が殻をむく固ゆで玉子>