アジアカップ初優勝、主将柱谷哲治選手のインタビュー「当時のぼくたちには、予選リーグから決勝トーナメントと、勝ち上がって行くための計算だとか、プランなんていうのはなかった。一戦必勝、引き分けは頭に置かず、ただ目の前の試合を勝ってゆくという気持ちでやっていた」勝利への執念が特別に強かったというよりも、一つの大会をトータルに考えてコントロールするという余裕(計画性)は、一定以上の力や経験、実績があってこそ生まれてくる。「目の前の試合にとにかく勝つ」という姿勢は、人々の心を惹きつけたのではないかと思うし、自分もその一人だったと思う。
1992年の秋。
中学受験の講師として、目の前の授業でいっぱいだった時期である。
