「400勝をしたことは確かにワシの誇り。才能にも恵まれ、練習もやったし、いい成績を残して大きなお金をもらおうという生活意欲も人一倍旺盛だったと思う。でも、ワシは、400勝してみんなに忘れられない人間になったこと以上に、298回も負け投手になったことは誇りなんだ」
金田正一氏の言葉です。TVなどでの言動から、傍若無人の代表のように思われることもありましたが、298回も信頼を裏切ったにも関わらず、なお400回も勝つ機会を与えてくれた人々への感謝を忘れていないところが大事なところだと思います。中学入試では、最後の日程まで頑張って念願の合格を勝ち得るというケースがありますが、頑張った受験生はもちろん、信じて試験会場に送り出した家族あっての結果です。
