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中学受験国語専門塾です

1980年代を振り返る

旧制高等女学校は、「良い妻となって夫を支え、賢い母親となって次世代を産み育てる良妻賢母を育成すする」というお題目があった。

1986年の聖心の日能研の偏差値は63。

桜蔭70、女子学院68、フェリス女学院68。

鴎友学園50、洗足学園が46。

1980年代は、女性は雇用での差別があり、仕事の場でのランクアップは難しかった時代である。男女雇用機会均等法ができたのは、1985年であったが、当時は罰則もなく努力義務。1997年、2006年に改正されて、徐々に整備されてきたとの歴史がある。

時代が求めているものによって、学校の位置付けも変わる。そして、どの私立も時代に合わせて少しずつ変化をしている。また、全部の学校が時代に合わせるべきでもないと私は思う。

1980年代の短大

1980年代は、名門短大は偏差値も高かった。抜群に就職率が良いのが理由だ。

短大の上位は、東京では「アオタン、トンタン、ガクタン」それぞれ、青山学院、東京女子、学習院の3校が人気。赤坂にある山脇学園女子短大も、「アカタン」と言われて人気校。しかし、バブル崩壊後は短大が4年制女子大となることになる。

山脇学園は、短大がなくなったことで背水の陣と言われていたが「山脇ルネサンス」と学校改革を打ち出し、理系に力を入れ、大学受験をサポートすることで躍進を果たした。(幾つかの学校改革をつぶさに見てきた私は、進学塾の改革は全然進んでいないといつも思う)

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