「夏期講習も特訓も全部やったのに」
魔の9月という言葉があります。(私は人によると思います)それは、夏期講習後に、初めての合格判定模試が行われることが理由の一つだとおもます。「あれだけ頑張ったのに、うちの子はだめなんでしょうか?」と親子でショックを受けて、相談にいらっしゃりケースがあります。
ポイントは大きく三つです。
①「完全(完璧)主義にならない」
ものごとを「0点か100点か」という風にとらえると、少しでもミスがあると「全て失敗」ととらえてしまいます。
②「結論を飛躍しない」
「きっと~に違いない」と、根拠に基づかずに悲観的な結論を出す。
③「過度の一般化はやめよう」
ひとつの失敗や嫌なことだけを根拠に「何をやってもどうせ同じ」と結論づけたり、この先もずっとそのことが起きると考えてしまう。勉強以外にも大なり小なりはある思考ですが、もし心当たりがあるのなら上記に当てはまらないかチェックしてみましょう。
また、気分転換を兼ねて「家の模様替えで入試モード」に切り替えても良いでしょう。
カエルは動くハエにはパッと飛びつくけども、動きのないものには全く関心をしめさないといいます。人間の脳も、変化しないものには、興味を示しません。いつも美味しいものを食べている人は、その美味しさにいつしか麻痺してしまします。いつも家族の温かさに囲まれていると、そのありがたさが感じなくなっていることもあるでしょう。
受験勉強も、いつの間にか、新鮮さがなくなっていると効果も薄くなるものです。自宅でも、部屋の模様替え(整理整頓だけでも良いかも)などで、新鮮さを演出してみてはいかがでしょうか?ベタですが、○○中合格と書いたものを貼るだけでも効果があります。以前、やる気の起きない生徒の保護者からご相談を受け、「願書を早めに書いて机の横に貼ると効果がありますよ」とお答えしたことがあります。その生徒の返答は、「オレ、受験すんだね」だったそうです。