文化人類学者・樫永真佐夫さんの話。
「ベトナムの多数民族のキン族、いわゆるベトナム人は、日本人よりも明確に怒りを表現します。それで互いに喧嘩になることもありますが、喧嘩の中にもこの表現の仕方はダメ、という作法があるものなのです。それぞれの文化で、やってはいけないことがあるのです。現在、学校などでの言語教育で、怒りの表現を教えたり学んだりする機会はほとんどありません。しかし、その文化でどのような怒りを表現するのかを知っておくのは重要なことです。喧嘩をしろという意味ではなくて、むしろ対話を促し、深刻な対立や断絶を未然に防ぐためです。」
親子喧嘩にも、作法が必要だと私は思います。
「それを言っちゃあおしまいよ。」という男はつらいよの寅さんのセリフになるような言葉は、親子であるからこそ言ってはいけません。


お問い合わせ
アクセス