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中学受験国語専門塾です

志望校決定のヒント

現実をまず把握しよう

現実を見ることは大変つらいものです。現実を「自分自身」に置き換えてもよいかも知れません。私も自分がしゃべっている保護者会のビデオを見たりするときには、大変緊張します。小さい頃、自分の声を録音したテープをはじめて聴いたときも、ビックリしました。
人間は「自分を大きく(優秀に)見せたい」という気持ちと「自分を過小評価してどうせだめなんだ」という気持ちにゆれている複雑な存在です。
進路などの重要なものは、他人の意見や顔色をうかがって決めていいものではありません。(でも、そうしがちです。)だから、もういちど「わたし(僕)」にとって、という現実に戻ることが大切です。

完璧主義を捨てよう

失敗を恐れる人や決断が遅い人の共通点に「完璧主義」というのがあげられます。志望校を探すときに一番大事なのは、自分(自分の子ども)にあった学校はあっても、「万人に『完璧な学校』は存在しない」と理解することではないかと思います。世の中には、完璧な親も存在しない、完璧な子どもも存在しない。そして、完璧な人間も存在しないのですから。

キーワードは「うちはうち、よそはよそ」

言い訳をすることに慣れてしまって、いつの間にか本来の姿や目的が見えなくなっていることはないでしょうか?言い訳は、「自分自身への慰め」でしかありません。「自分には無理だ」という気持ち(思い込み)に縛られている限り、それはいつまでたっても「無理」なままです。未来がはっきり見える人間はいません。(「もし未来が見えたとして、その人が幸せかどうかは分かりません。」って『ドラえもん』が教えてくれました。)だから、何かを決断するときに不安や恐れをいだくのは当然のこと。ただし、人間は、その不安を乗り越える力を持っています。それは、自分の「価値観」を信じ、決断する「勇気」ではないでしょうか。

福沢諭吉さんからのエール(慶應系受験予定の方もそうでない方も)

・むかしから多くの有能な人物たちは、努力を積んで世のため人のために尽してきた。
これらの人々の心中を思うに、彼らはただ自分の生活を豊かにするだけで満足しなかった。彼らは社会におけるみずからの責務を重んじ、志を高く持って研鑚を重ねたのである。
いま、学問に励む者は、こうした人物たちの文明の遺産を受け継ぎ、まさしく進歩躍進の先頭に立っているのだから、さらなる文明を開くよう、いっそうの努力を怠ってはいけない。
そして、われわれが先人の恩恵を受けたように、今日より数十年の歳月が経ったのち、人々から同じような崇拝を受けるようにしたいものである。

あたり一面草だらけでした。草を刈り取っても刈り取ってもいっこうに終わりませんでした。疲れた百姓は、「もうやめた、こんなに刈ってもまだこのありさま。いつになったら刈り取ることができるのか。疲れてしまうだけ損だからやめる」

すると神様が、「目がいやだいやだと言っているのです。まわりを見ないで、手だけ動かしなさい。いつの間にか草はなくなります。」
お百姓はその言葉を信じて、草を黙々と刈り取りました。

驚いたことに、気付いてみるとあの草だらけの地面が、いつの間にかきれいに刈りとられていました。

自分を励ましてくれる人々とだけ、あなたの夢を分かち合いましょう。ひとり一人の中学受験。こうでなければいけないというものはありません。今年もたくさんのドラマを楽しみにしています。

メコン川の夕陽@ラオス