□「もっと自分はできるはず」という現状に対する不満が、成績を爆発的に上げる原動力。
□算数のセンスは磨くことができる。算数が得意な生徒は、数多くの模範解答を見てきている。覚えた解答の量が多いから、人よりひらめきやすくなる。言い換えれば、知っている問題のストックが多い。
□解説が多くてわかりやすい教材にも、落とし穴がある。それは、わかりやすさに甘えてしまい、自分で考え抜く力がつかないこと。
□「わかっていたつもり」をなくし、正しく理解することが成績アップには不可欠。
□合格した生徒は、模試の結果が悪かったときに、「ここで、問題点が見つかってよかった。これを改善して、また一つ合格に近づいた」と次に生かすことを考える。
□受験の不安を解消するのに、一番いい解決策は、勉強すること。
□正解していても解説に目を通してほしい。もし解説と違う解き方で正解していたときは、自分の解き方が正しかったか、しっかり見直しを。とくに選択肢。
1000兆
□0.9を70日続けたら、(0.9の70乗=)約0.001。365日続けたら、ほぼ0。
1.1を70日続けたら、(1.1の70乗=)約790。365日続けたら、ほぼ1000兆。
□「あの人がいるから、やる気がなくなっていく」という受験生がいるが、勉強できないのは、人のせいではない。その原因は自分の中にあるもの。そういう人は、勉強を妨げる原因がなくなっても、新たな原因が現れるもの。誰かのせいにしてしまう自分の心の弱さを乗り越えたとき、どんな環境でも勉強できる受験生になる。
□「いまからでも間に合いますか?」と質問する人がいるが、「間に合う」という答えを聞いて安心したいだけ。間に合うかどうかを気にするよりも、間に合わせるように努力することが大事。
□難問が出されたときに試されるのは、「知識」ではなく、「最後まであきらめない姿勢」
□できる生徒は、「そのうち」「あとで」「いつか」と考えない。
格する受験生は言い訳をしない。合格したければ言い訳をやめること。
□すっぱいレモンをガブッとかじるところを想像すると、口の中に唾液がたまる。同じように、「もともと頭が悪いから」と言っていると、成績が伸びないマイナスの暗示をかけてしまう。
□ネガティブな影響を受けないためには、そういう言葉を口にする人と距離を置くこと。
□「理系(文系)に向いていない」と言う人ほど、たいしてその教科を勉強していない。
□本当の自信とは、自分の内側から生まれる。自分との約束を必ず守ることが秘訣。「毎日30分は、絶対に語句知識を勉強する」「毎日1時間は、算数の一行題を解く」など、自分が確実にできることを見つけて習慣化すること。
□自分の成績を、周りの友達と比べる必要はない。入試は、合格最低点を取れるかどうかで決まる。
□最後に笑う受験生とは、自分に勝った受験生。