中学入試では一部の学校に面接があります。
A 緊張してたどたどしい人
B 饒舌(じょうぜつ)にしゃべり続ける人
二人のうち印象がいいのはどっち?
答えは、A。たどたどしくても一生懸命さが伝われば、相手は誠実さを感じます。
心情語を増やそう
□文学的文章が出題される学校を受験する場合、気持ちを表わす言葉のレパートリーを増やすことが、豊かな表現力をつけるための近道になります。複雑な気持ちを的確に表わすための言葉を身につけるために、過去問をぜひ有効活用してほしいと思います。
□国語の文章に線を引きながら読ませる場合、単に「線を引け」と言われても苦手な子はできないのが当たり前です。説明文の場合は、①読者に問いかけになっている文、②逆接・まとめ・例示の働きを持つ接続詞、③筆者が意見を述べている部分。物語文の場合は、①登場人物の名前、②時間や場所を表す言葉、③気持ちを表す言葉などにチェックを入れなさいという風に具体的に指示を出すと良いでしょう。
□普通の小学生は、長期間にわたって主体的に学習して結果を出すことに慣れていません。ですから、ことさら強調して自分の立ち位置を見せてあげないと、長い受験勉強の途中で迷ってしまい、モチベーション低下を起こしたり、学習効率の低下をきたしたりします。学習計画や成果を「見える化」するように心がけると良いでしょう。
飛ばせ
□6年後期から成績が伸びた生徒には1つ共通点がありました。それは、先生からのアドバイスを素直に聞き入れることのできる子だったということです。
□偏差値のアップダウンが少ない生徒の特徴は、正答率の高い問題は落とさない、ケアレスミスが少ない、テスト戦略(空白を恐れずにとばす勇気)がうまい。
□成績というのは、勉強をしていても上がらない時期が必ずあり、このような状態のことを「プラトー」といいます。英語で、高原や大地を意味する言葉「プラトー」とは、何かを習得する際に進歩が一時的に止まって、横ばいの状態になること、すなわち「停滞期」のことです。ダイエットと同じで停滞期にはいってもあきらめずに努力し続けないと、なかなか結果につながっていきません。