タイトルの言葉は、講演会や面談でよく使う言葉です。
東大数学
「受験数学の頂点であり、日本の学校教育の算数・数学の一つの目標地点に位置すると思われている東大の大学入試が求めている力とは意外に、文系にも必要な文脈力です。数式の隙間を言葉でちゃんとつないで埋める作業です」「数式は究極的に言葉だというところがあって、極端にいえば、「~は~である」というときの前後の二つの「~」を、左辺と右辺にそれぞれ書いてイコールで結ぶ式が立てば、それでオーケーなんですね」
(齋藤孝「数学力は国語力」より)
自分との戦い
茂木健一郎「脳の上手な使い方」より。
「優れたアスリートは他人と比較しない。100mを何秒で走れるかは自分の問題であって、他人が何秒で走っていようが、そんなことは眼中にない。『プロフェッショナル仕事の流儀』に出てもらったイチローもそうだった。首位打者争いなどに彼は興味ない。なぜなら、他の選手の打率なんてコントロールできるわけがないから」
他の人の成績や偏差値、入試前の倍率などもコントロールできないものです。
100%共感です。
105度
2019年、横浜共立学園の素材文でもあります。
「いいか。よっく聞け。おまえさっき、一〇五度にしたいって言ってたな。いい角度だ。軽く寄りかかるのにいいあんばいだ。人間関係だってそうだぞ。そりゃな、九〇度なら一人で立ってられる。けど、人間関係はそれじゃうまく行かねえんだよ。かといって、ソファや寝椅子みたいにごろっと寄りかかるのも、良くねえ」(佐藤まどか「一〇五度」)