湯川秀樹氏の言葉。
「自然は曲線を創り、人間は直線を創る」
丘陵の輪郭から草木まで自然に直線はないのに、人間の作る田や家屋や壁などは、すべて直線を基調とすること、科学技術の発達への警鐘を見事に言い表した言葉です。さらに天声人語では、ノーベル賞受賞者の人生も「人よりも3倍も失敗した」曲線の人生ではなかったかと結んでいます。
うまくいかないときこそ、「急がば回れ」の精神で。
田谷の洞窟
横浜市栄区田谷に、修禅道場があります。(日本珍スポット100選にも選ばれています。
場所は、金井高校の近く。拝観料は、確か400円)
20年以上、神奈川に住んでいるにも関わらず、先日、初めて行って来ました。洞窟の中をろうそく1本の明かりだけで1キロほど歩いて、参拝をします。たくさんのノミで彫られた仏様がいるのですが、一つの言葉に目を引かれました。あとで、ネットで言葉を調べてみると、書道の極意とも書かれてありました。その言葉とは
「一を止めて、正となす」
洞窟の中の説明は、一つのことをしっかり念じなさい。そうすれば、道は開けるでしょう、とのことです。迷ったとき、困ったとき、一番大切な願いとはなにか?ということを考えるきっかけにもなります。