神奈川には仏教にふるさとを持つ私立中学・高校さんがいくつかあります。「禅」という言葉は、「ZEN」として世界共通語にもなっています。もともと仏教も海外から伝わってきたわけですから、グローバルの種がそれらの学校さんには設立からすでに備わっています。
「風、疎竹に来る。風過ぎて竹に声を留めず」
というのも禅の言葉です。風が吹けば、竹はさらさらと葉をならす。しかし、風が通りすぎてしまえば、もとの静けさに戻る。という意味です。人間もこの竹のように、ことがあれば騒ぎ立てたとしても、それが過ぎ去ってしまえば、たちまち平常心に戻る。そんなしなやかな人になりなさいという教えとなっています。