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中学受験国語専門塾です

ごんぎつね

「東京ブックフェア」というイベントで、藤原和博さんの講演会をお聞きしたときのことを思い出しました。(先日、乃木坂46を卒業した齋藤飛鳥さんにお会いしたのもその時でした。)

「生徒の成績分布が変わってきている。かつては中間層が一番多かったが、今は中間層が消え、塾に行っている上位層と、ほとんど授業についていけていない下位層(つまり、おちこぼれ)に二分化されている。特に小学校三年生の算数が、ちょうど具体から抽象に変わるところなので、分かれ目。今の子はたいていが一人っ子なので分けるという概念がない。そのため分数が出来ない。

また、学校の先生は今でもいもしない中間層に向けて授業をしているため、先生がどれだけ頑張ろうと授業の質はなかなか上がらない。よって、今後は生徒の多様性に対応できる授業を行う必要がある。そのためにタブレットの予習を取り入れ、わかった子がわからない子に教える反転授業は公教育では必要である。知識事項は家でビデオを見て学習し、実験や議論など、集団でなければ出来ないことに絞って教室で行うべきである。また、教務ビデオは先生職の人だけではなく、一億総教員化をして、その単元が一番得意な人間にやらせたらどうか」

『ごんぎつね』の朗読が一番上手なのは東北のおばあちゃん。

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