『健常者が他人の助けを借りずに生活できているのは、多数派にあわせて設計された社会システムのおかげです。下支えするモノや制度、つまり依存先が多い。逆に障害者は、依存先が極端に限られている。本来、人は何かに依存しなければ生きられないのだから、自立は錯覚です。問題は依存先の数の差です』
人は自分ひとりでは生きられない存在であること。
だからまわりの方への感謝が必要であること。
そのことが前提にあっての自立でしょう。
登山から学ぶこと
『登山には、「タクティクス」(戦術)があって、登頂するまでにどのようなコース取りをするか、さまざまなスタイルがあるんです。そのうちの一つに、ベースキャンプから少しずつ前進キャンプを設営していき、何度も高度差のあるいくつかの基地を往復して、最後に登頂にアタックするという方法があります。そうしているうちに疲弊しすぎたら一度ベースキャンプからさらに下の村に行ってみる、という作戦を練る。山では、ひたすら攻めるだけではなく、休むことも大事です。』
長き受験生活、長き人生、一歩すすんで二歩下がるという精神も大切ですね。
怒りの科学
「怒り」の特集がありました。いろいろと感情をぶつけたくなるときのクールダウン法が紹介されていましたが、私も試してみましたが、すぐにできる方法でしたのでご紹介します。
やり方は簡単。
頭に血が上ったらと思ったら、態度や言葉にする前に心の中で自動車の名前を10種類思い出す。よっぽど車に詳しい人でもなければ「あのCMの車の名前は・・・」と、記憶をたどることに。こうして押し寄せてくる感情をいったんシャットアウト。「頭を冷やした」状態にリセットしてから、対処するとよし。
わが子をつい怒りたくなったときなどに、ご活用ください。
ただし、頻繁にやると車の名前をお母さんがブツブツ言い出したら「お母さんは怒っているぞ!」と気づかれますから注意です(笑)。
恩返し
山下泰裕氏(ロス五輪金メダリスト)のお話を聞く機会がありました。メモした内容をご紹介します。
☆恩返しというのはお世話になった人に返すこともあるが、若い世代に返すものではないか?
☆子供たちが少々のことで挫折しないような教育を行わねばならない。
☆1人では何もできない。だが、まず最初の1人が動かなかったら何も始まらない。
☆たった1回誉められただけで、人間というのは一生懸命頑張ることができる。
☆間違えたことを改めるために、遅すぎるということはない。
☆良いことをするにに、躊躇する必要はまったくない。
☆子供の意識を変えようと思ったら、まず親の意識を変えよう。なぜなら、大人の意識を変えるほうが難しいから。(難しいところから、先に手をつけよ)
いじめ撲滅にも、尽力されています。