作家の重松清は余りのある割り算が好きだといっています。
小学生のときから「13÷3=4…1」という、「割り切れなさ」というものが昔から好きだったといっています。完全に、きれいに着地する・解決することは大嫌いだから、「犯人はお前だ!」と結論があるというミステリーは書かないのだそうです。
だから、重松清の作品は余韻が残るのか、と納得。
「中途半端」ととるか「余韻」と取るかで、人生の深さも変わってくるということ。
他人を羨むな
上位者表にいつも載っている成績の良い人は苦労などなくていいなあ、と思うことはないでしょうか?
でも、実は逆のケースがほとんどです。とくに常にトップランクの人はたまたま能力があるから、その位置にいるのではありません。
基本的に勝負事は、「追う立場より、追われる立場の人間のほうがつらい」といいます。
マラソンなどを例にすると分かりやすいかも知れません。
トップの人は、プレッシャーや緊張、不安と常に戦い、そしてそれに打ち勝つためにも、努力をしているんだ。そう理解しましょう。
夏期講習の教材がたくさん配られたと思います。前の学年の教材やプリントが整理できていない人は、机の上や部屋が散らかってはいないでしょうか?
机の上や部屋の状態は、自分の頭の中だと思いましょう。
毎日の積み重ね
毎日、勉強やり始めるのに10分手間取ったとすると、1ヶ月で5時間。
1年では60時間もの差になります。
3年間だと180時間!
「毎日の積み重ねが、いかに大切か!」
そして、模試の成績の差なんて、そんなもんだ。
気持ちで負けない
入試直前に「先生、〇〇中学に出る問題を教えてください」
「〇〇中には、これが出ると説明会でいわれたので、その対策プリントをください」
とか聞いてくる生徒はあまり成績を伸ばしません。
なぜなら、学校別対策という名前をかりて、
「手を抜きたい」「さぼりたい」というのが本音だからです。
基本が出来ない人が、応用ができるわけなし。
まずは、言われたことをやること。
宿題忘れをなくすこと。
まずは、確認テストで満点を取ること。
その積み重ねが大きな差となる。