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ケータイからスマホになっても

「死ね」「キモイ」といった言葉による中傷は、大人が想像する以上に、子どもの心を傷つけると考えられます。

第一に、基本的に「死ぬ」「キモイ」といった言葉は匿名で書かれており、誰が書いたか分かりません。特に、表面的には学校で人間関係に問題がないように思えるのにネットでは中傷されるという状況になると、中傷された子どもは周囲の誰をも信じられなくなります。

第二に、ケータイで見る文字は、自分の私的な空間に侵入してくるように感じられるからです。たとえば、自宅でくつろいでいるときに「死ね」などと書かれたメールを読めば、自宅にいてもいじめから逃げられないということになってしまいます。また、夜遅く自分の部屋でそうした文字を見れば、眠れずに悩むことにもなるでしょう。

(『ケータイ世界の子どもたち』講談社・藤川大祐さん著より)

10年くらい前の本ですが、状況は全く良くなっていません。スマホを持つ、持たないの選択とまた使い方のルールに関して、定期的に指導をする必要を強く感じます。また、入試前に子供に持たせ、友達と無制限に使わせるのはリスクが高すぎます。

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