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わかったつもり

「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!」(林成之・幻冬舎)

・頭を使ったら脳の血流が増えたという実験もありうが、身体をつねるだけでも増える。

・早期教育は、無理に情報を詰め込んだり、具体的な成果を求めてやらせたりするのはNG

未熟な脳に負担をかけて「学習は辛い」という記憶がつくられてしまうと、結局、勉強嫌いの子どもを作ることになってしまう。

・損得を抜きにして全力投球するという習慣を作りたい。北島康介は、飛び込み台に乗るとアニマルになる。

・「だいたい」「もうすぐ」という考え方を持ち込むのは、脳に「止まれ」と命令しているようなもの。

・3歳の子供の脳には、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能がある。そして、これらの本能から、「競争したがる」「真似をしたがる、やりたがる」「お母さんや兄弟など身近な人と仲間になりたがる」という特徴を示す。

・0から3歳の時に、子供の耳を鍛えておきたい。人の話にきちんと耳を傾けられるようになるので、「感動して聞く力」のベースが生まれる。音に瞬時に反応できるので、スポーツに必要な反射神経がよくなる。音階をきちんと聞き分けるというトレーニングが有効。

・共感を示せば子供は親の言うことをきちんと聞くもの。

・テレビをつけっぱなしにすると、「集中して見ない、聞かない、人の話を聞き流す」といった悪い習慣が身についてしまいがち。

・習い事は水泳がおすすめ。きちんと大人の話を聞かないと溺れてしまうので、脳の本能を鍛えるには良い。また、自己保存の本能が働いて水を怖がるが、それを乗り越えることで、本能の過剰反応を抑える経験を積むことができる。

・救命センターでは、「疲れた」「無理だ」「むずかしい」といった言葉を決して口にしてはならない、と言うルールを決めた。「否定語禁止」

・子供の前で、「あんな子に負けちゃダメよ」「あの先生はダメね、ちっとも成績を上げてくれないじゃない!」は禁止。親が他人をバカにすれば、子供も他人をバカにするようになる。

・学校や塾などでは、先を急ぐあまり「だいたいわかった、できた」という状態でよしとしてしまいがち。

・「完璧に」とは、自分の言葉で説明できるまで。

・姿勢は「いつでも真上に飛び上がれる状態」立っているときは、目を瞑った状態で飛び上がらせ、元通りの位置に着地できるかを確認するとよい。

・放任主義が良い訳が無い。子供というのは、さまざまなシーンで判断を誤ったり、どうして良いかわからずに迷ったりする。うまく子どもを導くために、鍵となるのは、「良い質問を投げること」。「あなたはどうすれば良いと思う?」「どっちを選ぶ?」

・先取り学習の悪い点は、聞き流したり、学校の先生を尊敬しなくなったりすること。

・ある予備校で、授業を45分にして、残りの5分をその日学んだことを書く時間にした。最初はどの子も全く書けなかったが、「わかったつもりが書けない」という現実に気づいたことで、「学んだことを説明できるように完璧に理解しよう」という姿勢を持つようになった。

・脳が疲れていると感じたら、楽しい会話。

pink pen on white paper
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