・受験をすることを「かわいそう」と思う必要はない。親がそんなふうに思ってしまっては、子供は後ろ向きになってしまう。
・私たちの元気は子供に伝染する。
・「やらされる勉強」では子供は伸びない。
・子供がやっていることを、ただ言葉に出して言ってあげるだけでも効果がある。「勉強、頑張ってるね」「早起きしたのね」「課題は終わったんだね」
・仮に本当に「受験したい」と子供が口に出したとしても、それは親が望んでいるから、そも親の気持ちを汲んで、けな気に言っている場合がほとんど。あるいは、友達が塾に通っているから、何となく面白そう、興味本位で、というケースもよくある。
・子供に聞くのではなく、まずは親が「自分の目標」をはっきりさせる、ということです。
何のために受験をさせるのか、それは子供にどのようなメリットをもたらすのか。また、ゴールは何なのか。子供をどのように育てていきたいのか。自分の子育てを軸に、よく考え、そして自分の意志で決定しなくてはいけない。あくまで受験をさせるのは、家庭の教育方針の一環、親がそう願い、そう選択したと意識すること。
・「頑張ることができる体質」をつけたい。
・何かにぶつかった時は、もう一度、初心に返り、なぜ中学受験をしようと思ったのか、中学受験から何を得たいと思っているのか、そして親の役割とは何か、そこを思い出す。
・「根拠のない自信」を大事にする。
・子育てとは、自立した人間を育てること。
・動物園のメスライオンは、少し離れたところにいる。見守る、大切。
・子供に芽生えた好奇心を「大人の慎重さ」で摘み取らないように。
・親の重さに耐えきれなくなった娘は、チック症状などの「身体反応」という形でSOSを出すことがある。
・実際の子育ては、生身の人間を相手にするもの。「早くやらせなきゃ」「こんなことはしていられない」とピリピリしていれば、そのピリピリは間違いなく子供に伝染する。
・子育てで一番、難しいのはバランスを取ること。
・嫌いなものは伸びるはずがない。
・子供を追い込んではいけないことはよくよく承知の上、それでもやらせなくてはいけない、という矛盾した現実に直面する。
・「楽しい?」と聞くと、「楽しい」と答えてくれる。「やりたい?」と聞けば、「やりたい」と答える。子供は親の嫌いに敏感。子供は親の期待に応えるように、一生懸命に頑張ってくれていたのだ。
・子育てに迷いはつきもの。大切な子供だからこそ、最善の子育てをしたい。それが故に親は悩んだり迷ったりしてしまうもの。