真面目な人は、他人から無償で与えられることが苦手です。自分だけいい想いをすることに罪悪感を覚えてしまうのです。与えてもらうたびに「ズルしているのではないか」と感じて、モヤモヤします。その気持ちを晴らすために、与えられたものと同等のものを「お返ししなければ」と感じます。しかし、その必要はありません、「ありがとう」と感謝を伝えたり、親切にするだけで十分なのです。誰かに感謝するとエンドルフィンが、親切にされた側はオキシトシンが分泌されます。いずれも幸福物質ですから、双方が幸せな気分に満たされます。これで十分な「お返し」になります。
脳科学の仕組み
「このくらいの恩があるから、同等のものをお返ししなきゃ」と気負うと、かえって相手にもプレッシャーを与えることにもなり、精神的に負担へとつながります。「親切」と「感謝」で市阿波せいじのfだとになるのは、脳の科学的な仕組みです。