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大丈夫よね

・子供が辛い状況に直面した時、「大丈夫?」ではなく、「大丈夫よね」と言う言い方の方が子供に我慢させやすいことがわかってくると思います。こうすれば、子供は「うん、大丈夫」と答えて、その辛い状態に耐えようとします。つまり、子供に同情するような言葉よりも、子供がその状態に耐えられること、その状態から逃げ出すのではなく、立ち向かうことを肯定し、認めてあげる言葉をかけてあげた方が良いでしょう。これも、一種のプラシーボ効果と言えるでしょう。

・子供に頼み事をする時は、「アイ・メッセージ」がおすすめです。アイは英語で「私」と言う意味です。つまり、「やってくれるとお母さん助かるわ」とか「嬉しいんだけど」と言うふうに気持ちを伝えるのです。すると、子供は、自分のすることで親が喜んでくレルのだと言うことが嬉しくなります。そして、困っている人を助けることに喜びを感じるようになります。それは、子供の自立の一歩でもあります。自分が一人前に扱われたことで、「人から頼られている」と言う自尊心が刺激されたと言うことでしょう。

・人間は「限定販売」「現品限り」「今日だけの大バーゲン」に弱いものです。また、東京に住んでいる人が「東京スカイツリー」にいったことがないと言う人も多いようです。いつでも行けると思うので、なかなか行く機会が訪れないのです。その点、地方からきた人は「今しかない」と思って積極的に観光するのでしょう。このように「これっきり」に弱いのは、人間全般に言える心理のようです。逆に、いつも怒り続けていると、言われたことは良い加減に聞き流しておいても大丈夫だと考え、いわゆる馬耳東風の状態になるのでしょう。

何か注意をしなくてはいけない時は、ダラダラ言うよりも強烈な一撃の方が有効です。

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