一昔ならば親も教師も「権威」で子供を従わせようとし、子供の方もそのことを当たり前のことのように思っていました。昭和30年代頃までであれば、高圧的な育児、教育も通用したかもしれません。しかし、アルフレッド・アドラーは著書「個人心理学講義」の中で、すでに100年近く前に次のように述べています。
「子供たちが、手を膝の上で組んで、静かに座っていなければならず、動くことを許されないような学校はもはやない」
子供は親や教師を自分と対等である、と考えています。そのような状況にあって旧来の育児や教育はもはや通用しなくなってきています。
子育てに難しさを感じることがありますが、上記の「子どもは対等だと考えているかも」と言う感覚は大事なのではないでしょうか?
ほっとする話を補足
アドラー心理学の特色は、母親との関係がたとえうまくいかなかったとしても、そのことが致命的であるというわけではなく、父親との、あるいはそれがうまくいかなくとも友人らとの関係がうまくいくならばそれでいい、と考えるということです。
青春時代に、良い友達に恵まれて欲しいなと思います。