人間にとって、自分の弱さを認めると言うのは、案外、勇気がいることです。人に弱みを見せたくないばかりに、つい強がりを言ってしまうのです。助けを求めるにも、同じく勇気がいります。つい意地を張って、「大丈夫、自分でできる」などと言ってしまいがちです。困ったこと、わからないことがある時に、素直に「助けて」「教えて」と言える勇気を持てるのは実は素晴らしいことなのです。
「授業でわからないことがあったら質問するんだよ」だけではなく、ここまでいう必要を最近は感じます。
追伸「うちの子はなかなか自分から質問できないので、先生から声をかけてください」と保護者が塾の先生に仰る時があるのですが、集団塾(特に大手塾)ではあまり大きな期待はできないと思います。授業後に、一人ずつ「何か質問あるの?」と先生が聞くことは物理的に不可能です。また「うち子」だけに、先生が他の生徒を差し置いて毎回声をかけてくれることは難しいのが現実です。