道を開く言葉
□人に魚を与えれば1日で食べてしまうが、人に釣りを教えれば一生食べていける。
(老子)
大事なのは、すぐに「答え」を教えるのではなく、成長という観点から、本来の努力を促すことで、自ら問題を解決する力を身に付けさせることなのです。
□人の欠点を指摘しても得るところはない。私は常に人の長所を認めて利益を得た。
(ゲーテ)
欠点というけれど、それを指摘する他人にとってそう思えるだけの話で、指摘された本人にとっては、すぐに欠点だと認めることは、なかなかできないものです。反対に他人の長所を探し、それを伸ばすように協力してあげる方が、自分にとっても相手にとっても、良い関係が築けるので、得られるものが、はるかに多いのです。
□人間は笑うという才能によって、他のすべての生き物より優れている。
(ジョゼフ・アディゾン)
「笑い」が心や体に良いということは、医学的に実証されつつあり、実際、体に様々な良い効果をもたらしてくれます。
□自転車は走ればこそ転倒しない。要領の良い連中は、不安定な世の中を遊泳する。
(アラン)
試行錯誤を繰り返しながらでも、ペダルを漕ぎ続けることができれば、経験の中からコツを掴み、上達することができるのです。
□常に時間はたっぷりある。うまく使いさえすれば。
(ゲーテ)
人間は、締め切りや期限など、切羽詰まった状況に追い込まれると、時間の効率的な使い方を考え、最短で成果を上げる仕組みをコントロールできるようになります。
□われわれが進もうとしている道が正しいかどうかを、神は前もって教えてくれない。
(アルベルト・アインシュタイン)
新しいことを始めるときは、目標達成に向けて、「何を」「どこで」「いつまでに」「どのように」行うかを明確に示すアクションプランを策定することが欠かせません。
□どんな些細な勝利でも、一度自分に勝つと人間は急に強くなれるものである。
(ゴーリキー)
モチベーションを高めるには、まず、どんな小さなことでもいいから結果を出し、自信を養うことが大切なのです。何事もいったん勝ちパターンを体験できれば、勝利が連鎖する好循環サイクルとして機能し始めるのです。
□幸せになりたいならば、「あのときああしていれば」と言うかわりに、 「この次はこうしよう」と言うことだ。
(スマイリー・ブラントン)
成功者は、何事にもポジティブな面を捉え、普通の人が困難と感じる場面でも幸せを享受する考えを持って入りから、困難や挫折に直面しても、人一倍の努力ができるのです。
□未来はいくつか名前を持っている。弱者にとっては「不可能」。臆病者にとっては「未知」。考え深く勇気のあるものにとっては「理想」
(ビクトル・ユーゴー)
未だ見えない未来に対しては、描く人によって、連想するイメージが異なると思います。理想的な未来を手に入れることを望むなら、現在の状況はどうあれ、プラスのイメージを持たなくてはなりません。
□鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。
(ヘルマン・ヘッセ)
小さな鳥にとって、最初の難関は、自分自身の力で、自らの殻を破ることです。今まで自分を守ってくれていた頑丈で固いからですが、これを突破しなければ、誕生して羽ばたくこともできません。
□いくら自分に完璧を求めても、完璧な自分なんてどこにもいない。結局、自分や他人の失敗から、学んでいくしかないんだ。
(アイルトン・セナ)
本来、誰もが持っている才能は、耐え難い試練や困難を通じて鍛え上げられ、新たな才能として開花していくものです。完璧を追求しすぎて、挑戦することを恐れてはいませんか?