・子どもたちに将来の夢を聞くと、「今はまだ良くわからないけど、人の役に立ちたい」という返答が多く見られます。子どもたちには実感がないので説明を私は加えるようにしています。周りの人から「あの人がいて良かった」「〇〇さんとの出会いがあって私の人生が変わった」「憧れの人であり、生き方を尊敬しています」などと言われる人生はとても素晴らしいものです。そして、そんな人に子どもが成長したならば、親は感無量です。
・日本には昔から、「寝ていて、人を起こすな」という言葉があります。つまり、子供を起こすならば、まず、自分が起きてから起こしなさい、ということです。教える者が、まず実行して、そして教えましょう、ということです。
・「へたな考え、休むに似たり」という言葉があります。私たちは、素晴らしいことを考ええることができますが、同時にまた、判断を間違えることもたくさんあります。とくに落ち込んだ時に考えたことは、どうしてもマイナス志向になりがちです。そんな時は、ゆっくり寝た方が良し。
・お仕事の時間により、お父(母)さんが子供と接する時間が限られているケースがあります。忙しい毎日、お疲れ様です。そんな時でも、「子供の教育が妻(父)に任せています」ということだけではなく、短時間でもお子さんに接する時間を作っていただきたいなと思っています。「子育ては量より質」の部分もあります。たとえ、10分でもいい、いや5分でも、3分でもいい、本当に父親(母親)として子供と接する、子供の言うことに耳を傾けてあげるというのは本当に大事なことです。忙しいお父(母)さんが、自分を尊重してくれると言うことを子どもたちは、敏感に感じています。
・ある心理学者がこんなことを言っています。「女性としての一番の試練は、男の子をもった場合にその息子が結婚する時だ。我が息子がお嫁さんをもらった後に、本当にいいお姑さんになれるかどうか。それが一番の試練だ」人生を俯瞰してみることにより、子育てのスタンスが変わってくるのではないかと思いご紹介しました。
・私たちに耳が二つあり、口が一つあるのは、「話す」ことの二倍「聞く」ためである。有名な西洋の諺ですが改めてご紹介します。子供は、親の注意を引きたいために、「親が思っているよりはるかに高い頻度で」わざといたずらをしてみたり、反抗したり、問題行動を起こすことがあります。