プレマックの原理(英語:Premack principle)とは、心の理論の提唱者でもあるデイヴィッド・プレマックが提唱した理論で、高頻度で生起する行動は低頻度で生起する行動を強化するというものです。高頻度で生起するものとは、好きなことなど自発的にしたくなるような行動であり、低頻度の行動は嫌いな行動という理解でいいと思います。
「勉強をやったらゲームやスマホで遊んでいいよ」というように低頻度行動のあとに高頻度行動を入れることで、低頻度行動を実行させる・増やす(強化)ことができるということです。これはお家の教育でよく用いられているでしょうし、教育や療育の現場でもよく用いられます。目先の嫌な出来事や苦痛を乗り越えれば、好きなことができるという理解によって報酬を得ることを先延ばしにできます。
好きなことは何ですか?
食べ物や報酬でもいいのですが、このプレマックの原理では、「好きな行動」が重要です。嫌いな行動のあとに好きな行動を入れること、連結させていくことがポイントなのです。塾の学習を2週間頑張ったら、日曜日には家族でテーマパークに行くというようなことですが、午前中これをやったらお昼は○○をしようといった見通しとワクワク感、スケジューリングによって毎日が少し豊かになることもあるかもしれませんね。
よきお盆休みを。