さんすうと算数

「さんすう」は、りんごやみかんの数とか現実に見えるもので例えるので比較的理解しやすいものです。しかし、「算数」となった時に、小数や分数という抽象的な概念が出てくると混乱する子どもも出てきます。集団塾ではカリキュラムの進行という縛りがあり、、理解ができていないのに解き方（この場合は面積図を書きなさい、天秤を書きなさい）を刷り込むことがあります。この場合、少し問題文の言い回しを変えられるだけで、何をしていいのかさえ分からない生徒が出てくることがあります。（ほとんどの先生はキチンと教えてらっしゃることは、承知しています。）

抽象的な概念の理解は、脳の良し悪しではなく、成長の速度で変わる部分もありますので、苦手意識を変に持たせることなく、受験においては小６の最後までに粘れればと思います。私が、偏差値にとらわれずに、最後まで志望順位の高い学校を目指したいというスタンスの根拠でもあります。

同じく、国語でも特に物語文の読解について、精神的な成熟度が高くないと解けない文章もあると考えています。だから、うちの塾は小５からのクラスを設置していますし、十分に間に合うという考え方を持っています。