与謝野晶子は、12人の子を育てながら大量の仕事をこなしました。昌子は、家事や子育てをしながら、さまざまな作品を残しています。短歌に限らず、小説や社会評論、童話、古典の現代語訳まで手掛けています。
晶子は、早くから家事の効率化を考えていました。大正昭和期のあるべき母親像からの脱却です。料理は、一人づつ配膳するのではなく、一つの皿に持ってそれをみんなで取ればいい、という具合です。これは人々を家事労働から救うためでもあり、浮いた時間でもっと生産的な活動を行うべきだという主張でした。
時代の先を行く「選択と集中」です。
私は中学受験の母親像は、与謝野晶子スタイルで良いのではないかと思います。