伊集院静さんの言葉。
「成人を祝うなんて古い風習と思うかも知れないが、そうじゃない。世の中には20歳を迎えられなかった若者が大勢いる。ほとんどの人は無事に生涯を送ることができない。それが私たちの生だ。」
自転車操業
天災、景気低迷、政治問題、環境、国際関係と、連日、ニュースで「未曾有の危機」であるということが扱われますが、今の日本が世界中でも問題が多い国と考えて良いのでしょうか。敗戦後の混乱期や、公害問題が起きた高度成長期と比べると、今の日本は本当に困った状況なのでしょうか?紛争の最中の国や子どもが病院にも行けない、餓死する子さえいるという国に比べても不幸なのでしょうか?
同じことを自分の生活、子供の様子に置き換えて考えても良いかも知れません。
歴史を学ぶと必ず事件があるように、社会生活の中でも「問題が0であることが続く」というのはありえないことです。
ある本にこういうことが書いてありました。
「問題解決の自転車操業、これが人の世の宿命だ」
