大人から勧められた本を読むというのは、国語が苦手な生徒にとっては苦痛なようです。本屋や図書館に行って「好きな本を選んでご覧」と勧めてみてはいかがでしょうか?自分で選んだということで読んでくれる確率が上がります。もう一つ、「オーディオブック」の活用もおすすめです。オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読したもので、種類も量も年々増えています。最初は10分くらいで聴くことができる学校の教科書に載っているような本や文豪の名作で良いでしょう。文豪の作品だと、芥川龍之介の「鼻」や「蜘蛛の糸」、宮沢賢治の「注文の良い料理店」のような起承転結のはっきりしている短編が入門編として適していると思います。
