私くらいの年齢になった時「足るを知る」という生き方を早く見つけることは得策だと思う。他人との比較にとらわれない自由さを持つことで人生を豊かで、幸せに過ごせるのではないかと感じる。何も持たなければ、過去にとらわれることもなく、今日を充実して生きることができるはずだからだ。
塾講師なので、子どもたちにも応用できないかと考えてみた。
「足るを知るとは、現状に満足し、感謝の気持ちを持つこと」だと定義したい。
あるもの(=例えば塾に通えていること)に喜びを見出し、過剰な欲望(=例えば他人よりも良い成績を取りたい)に振り回されない生き方は、年齢に関わらず有益な考え方と言えるであろう。決して現状に甘んじることや、努力を放棄することではなく、今の状況を受け入れた上で、感謝の念を持ちながら、前向きに生きていく姿勢を持って生きること。それができる人は強い。
