ランキングの危険性
学校にしても会社にしても、食べ物屋さんにしても、世の中のあらゆるものがランキングされています。比べるものも大好きなヒトの性格をうまく利用した「商法」と言っても良いかも知れません。ただし、ランキングはあくまでもある条件をもとに並び替えられた「順番」でしか過ぎません。また、それぞれの差がどれくらいあるのかは別問題です。順番で言ったら真ん中ぐらいでも、上位とは非常に大きな違いがあるのかも知れません。
ランキングと同じようなことが、ヒトの格差についても成り立ちます。少しでも自分より調子が良い人がいると落ち込みますし、良くない状況のヒトに元気付けられたりします。このようにヒトは、相対的な順位に敏感ですが、根拠のない安心感を持ったり、やる気を失ったりしないようにしなくれはなりません。
私は、私立中学校をランキングしているものは(余り)好きではありません。ランキングそのものの意味合いが大きくなりがちだからです。
