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奇跡

麹町ヒーローズの奇跡

2022年春、千代田区麹町の少年野球チームが廃部の危機にあった。胸を痛めた支援者が、スポーツ指導のスペシャリスト(SF C研究所や子ども発達科学研究所の研究員も務める)

の木村匡宏さんに要請してチームの再建が始まった。

アメリカの子供たちは、三振しても飄々とベンチに帰ってきて、楽しそうに「あのピッチャー、すげえぞ!」なんて言うのだそうだ。一方で、日本の子どもたちは、空振りした途端にコーチの顔を伺って暗い顔をしてベンチに戻ってくる。木村さんは、真摯な日本の少年たちが、野球を遊んでいないことが気になった。

そこで木村さんは、チームの少年たちに野球を遊んでもらうために、無駄話を奨励しらのである。練習の中に、ちょっとしたくだらないふざけ合いをする「じゃれタイム」を導入。不思議なことに、脳が活性化することで「試合中の、短い真剣なことばの掛け合いが格段に増えた」という結果につながった。

風前の灯だったこのチーム、麹町ヒーローズは再建開始からわずか2年半の2024年夏、なんと東京都大会で優勝したのである。圧倒的な強さで夏を駆け抜けたという。

なんでもない、授業の休み時間、家庭での食事中の一件無駄と思える会話。脳のエクササイズにつながっています。

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