東京女子校の美術の先生のお話。
「高校生に鉛筆デッサンではなく、わざわざ木炭デッサンをさせるのには理由がある。画面の中に空間を意識させるには、木炭の方が直接的で分かりやすいからだ。鉛筆デッサンは、マッチ棒や竹籤で建造物を組み立てていく作業に似ているので、非常に計画的な作業になり失敗が許されない。対して、木炭デッサンは粘土で塑造を作る感覚に近い。粘土のように足したり引いたりができる。試行錯誤ができる分、初心者に向いていると思う」
試行錯誤ができる分、初心者に向いている。
いろんなことにつながる真理だと思う。
