過去問を重視すべき理由は、自分が挑む試験のことを知らずに、「何をどう勉強すべきか」という計画を立てることができないからです。
お通いの塾で、「個別」にアドバイスをもらえるのであればOKです。
個別指導で、「全教科」に渡るアドバイスをもらえるのであればOKです。
学習コンサルなどで、「学校情報」「入試情報」を含めたアドバイスをもらえるのであれば、OKです。
※「 」内は、一般的に左側の組織が苦手としているものを書きました。
そして、OKの場合でも丸投げはせずに、家庭でも過去問を分析しておくことがマイナスになることはないと思います。過去問を知らずに、テキストの学習のみを進めていくことは、たとえは極端ですが、野球の試合を見たことがないのに素振りだけをやらされているようなものかも知れません。
過去問を見ることで
・どんな形式の問題が多いのか?
・どんな分野や範囲から出題されるのか?
・特に出題範囲の高いものはあるのか?
・同じような形式の問題が繰り返し出るような傾向はあるのか?
他にもありますが、さまざまなことがわかります。一番下の、「同じような形式の問題が繰り返し出るような傾向はあるのか?」について、開成中学など一部の学校を除いては、同じような形式で出題される学校がほとんどです。あまり頻繁に形式を変えると翌年の受験生の募集に影響が出ることと、もう一点は作問がやりにくいこと、入学する生徒の学力層が読みにくくなること、なども挙げられます。
ここまで書きましたが、過去問はお通いの塾の方針に任せるのも大事なことです。上手にアドバイスしてくれる専門家がそばにいない場合は、生兵法は大怪我の元です。
