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苦手

私立中学高校では、体育祭や文化祭を生徒の自主性に任せるところも多い。実行委員長になった生徒たちに聞いて見ると、終わった瞬間は喜びに溢れるが途中までのプロセスは葛藤の連続である。私に組織を運営するときのコツを聞いてきた卒塾生もいる。

「苦手な相手と上手に関われるかどうか?」というのは、社会に出てから必要な能力なので、ぜひ、経験して成長してほしいと思う。職場に相性の悪い上司がいたり、取引先に苦手な相手がいたりするのは、日常茶飯事である。学生時代は、親しい友達とだけ付き合っていれば、過ごすことも可能。(SNSの世界では、同じ趣味や考えの人が集まるという部分が強調されている。)

ただし、「友達100人できるかな?」の歌にあるように、みんなと仲良くなる必要なんてものはない。苦手な相手と無理やり仲良くなる必要はなくて、ちょうど良い距離感で無難に過ごせるようになることが大事でもある。

※ごく稀に、文化祭などの運営(開始時間に始まらない、混んでいる場所がある)に文句を言う受験生の親がいる。大人でも数千人〜数万人が動員されるプロジェクトを行うのは至難の業。そもそも文化祭や体育祭は、在籍生の学びの一環であるので、ディズニーランドなどに行っているのではないということを考えてほしいと思う。辛口で書いたが、私の教え子たちのためでもあるのでご容赦を。

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