「写真は引き算」という言葉を教えてもらいました。写真を撮る時に、ファインダーに映るものをあれもこれも入れてしまうと、メッセージが伝わりにくくなります。構図のなかから無駄なものを1つ1つ削っていき、本当に見せたいものを際立たせるのです。名作と呼ばれる本には、作者が推敲を重ね、研ぎ澄まされた言葉が紡がれています。私たちはたくさんのメディアからの情報に囲まれていますが、極限まで研ぎ澄まされた「引き算のメディア」と言えるでしょう。
最近、街の中から少しずつ本屋が少なくなって残念です。そして、図書館が自由に使える学生たちを羨ましく思います。


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