テレビ番組「笑点」で有名な、林家木久扇さん。(私は木九蔵さんのほうがしっくりします。)
<今の日本には「バカ」が足りていない>という話をされていました。
□最近はなんだか窮屈な世の中になっていますよね。「生きづらさ」なんて言葉もよく目にします。電車に乗っていても、若い人がつまらなそうな顔をしてる。生きているのは面白いことのはずなのに、もったいないですよね。みなさん、バカが足りないんじゃないでしょうか。そりゃあ毎日いろんなことがありますけど、いちいちまともに受け止める必要はない。柳に風で、そよそよ吹かれていればいいんです。悩みや苦しみのほとんどは、考えてもどうにもならないことや、どっちでもいいことなんですから。
一番良いのは、色々頭を使いつつも、バカを演じられることなのではないかと思います。
ちなみに、師匠が『笑点』で問題を忘れるのは長く映る「作戦」で、<「えーっと、何だっけ?」と聞き返したら、それだけ長くテレビに映っていられる。勝手に立ちあがるのも、その間は映してもらえるから。ただし、左右に動いちゃダメなんです。カメラが追ってくれない>ということらしいです。
笑点は、明日から学校だ、仕事だという憂鬱な日曜日の夕方だからこそ、日本国民に親しまれたのではと思います。最近のテレビは、朝からネガティブなニュースが多すぎますね。
アンタ
吉田拓郎さんの楽曲「唇をかみしめて」。
方言(この場合は、広島弁)は温かいなあと思います。「お前」という言葉が批判されたニュースも数カ月前にありましたが、文脈の中での使われ方が大切。この歌詞の中の「アンタ」も愛情を感じる言葉です(大人向き)。
ええかげんな奴じゃけ ほっといてくれんさい
アンタと一緒に泣きとうはありません
どこへ行くんネ 何かエエ事あったんネ
住む気になったら 手紙でも出しんさいや