あるブルース奏者がミックジャガーの音楽を「悪くないが、プラスティック・ソウルだな」
(プラスティックには、「合成の」「インチキの」という意味がある)と言ったのを、ポール・マッカートニーが小耳に挟んだ。そこで、ビートルズのメンバーは、「だったら俺たちもインチキ・ソウルで行こうぜ」ということになり、プラスチックよりやわな「rubber(ゴム)」のソウルということで、「ラバー・ソウル」というタイトルのアルバムが生まれたという。
収録曲のドライブ・マイ・カーはノルウェイの森は、村上春樹の作品のタイトルにもなっている。タイトルだけでも、魂が揺さぶられる。
なぜ、唐突にビートルズかというと、敬愛する女子校の元理事長先生がお亡くなりになるというご連絡を受けたからだ。校長時代に、宗教の授業を見せていただいたことがある。そのままでいいんだよ、というメッセージを生徒たちに伝えるために「レット・イット・ビー」を教材に授業をされていた。その時の感動は、今でも忘れられない。
どうぞ、安らかにおやすみください。


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